床擦れを予防するために

床擦れを予防するために

  1. 適切なマットレスを選びましょう
    • 床擦れができていなくても、むくみや骨突出、関節拘縮が見られると床擦れ発生リスクが高くなります。マットレス上での動きを制限しないよう、ある程度の硬さを備えつつ、体圧分散効果のあるマットレスを使用してリスクを軽減しましょう。
  2. 体位変換を行いましょう
    • 自力での寝返りが困難になった場合は、定期的に体位交換を行って、同じ部位への圧迫を避けるようにしましょう。少しずつ、身体にかかる重心に変化を持たせる事が大切です。ベッド上で過ごす時間が長いと、身体機能の低下を招き、床擦れだけでなく、内臓の疾患にもつながります。
  3. 十分な栄養補給をしましょう
    • 全身の栄養状態をよくするために、バランスの良い食事をとりましょう。エネルギー不足や、血中のたんぱく質不足だと肌も弱くなり、床擦れができやすい状態になってしまいます。また、水分の補給を心がけ、脱水症状を防ぎましょう。
  4. 清潔を保ちましょう
    • 入浴や清拭を行って、肌を清潔に保ちましょう。こまめなオムツ交換や自動排泄処理装置を使用し、排泄物によるスキントラブルに注意しましょう。また、皮膚が弱い方は寝間着やシーツのシワも床擦れの原因となることがあります。
  5. 車いすに座っている際も床擦れのリスクがあります。
    • ベッドに横になっている時だけではなく、長時間車いすに同じ姿勢で座っていると、床擦れの発生リスクが高まります。自分で座りなおしや姿勢を変えることができない場合は、車いす用クッションを使用してお尻にかかる圧力を分散させましょう。また、ティルト・リクライニング車いすを使用し、定期的に角度を変えることで、身体にかかる圧力を分散させることもできます。
  6. スライディングシートを使用して摩擦を軽減しましょう。
    • 寝返りや体位変換の際に、身体とマットレスの間にスライディングシートを敷いて摩擦を軽減することで、ズレによる床擦れを防ぐことができます。また、圧抜き用の専用グローブを使用することで、容易に体位変換ができ、また衣服のシワを直したり、リラックス効果が得られます。
  7. ポジショニングクッションを使用して身体への負担を軽減しましょう。
    • 寝ている際に体重がかかっている部分を、なるべく広い面積で支えることにより、体への負担が軽減され、床擦れ防止の効果が得られます。特に拘縮が見られる方には隙間にクッションを入れるのではなく、体重のかかる箇所を確認して対応しましょう。
  8. 手すりを使用してベッドから離床しましょう。
    • ベッド上であまり身体を動かさず、必要以上に安静な状態を保つ生活が続くことで、筋肉や骨が弱くなり、関節も固まってくることがあります。ベッド脇などに手すりを設置することで、立った姿勢を保持したり、安全にベッドから離床することができます。
  9. リフトを使用してベッドから離床しましょう。
    • ベッドからの乗り移りが難しくなっても、リフトを使用することにより、ベッドから車いす等へ移動することができます。特に床擦れのある方は、ズレや摩擦の影響の少ないリフトを使用した移乗が適しています。床擦れのある方は、影響の少ない吊り具を選びましょう。